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原作者が映画監督をやることのメリットとは? |
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今までに『東京大学物語』は、テレビドラマなどになっていますが、どうしても原作者として、『違う!』という気持ちはありました。やっぱり、自分の意図するものと違ってしまうんです。『遥ちゃんは、この役者なのか?』というキャスティングでの疑問もありました。プロデューサーの方に投げかけてみると、『こういうものなんですよ、実写っていうのは…』っていう曖昧な返事しかかえってこないんです。実際、人にまかせた時点から、これは別物というふうに切り離して考えるようにしていますが、出来上がったものを観てしまうと、どうしてもフラストレーションはたまっていました。それで、自分で監督をやってみたいという気持ちが湧いてきたんです。絶対、自分で撮ったら変な風にはならないだろうなという自信もありました。 |
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今回は、最初から水野遥の視線で描こうと思っていたのですか? |
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実は、映画化にあたっての最初のプランは、まったく漫画通りに作るつもりだったんです。セリフもすべて原作通りの完全映画化ですね(笑)。それでどうしたかというと、自分で単行本の最初からセリフを朗読して録音したんです。原作者、そして監督自らが、村上直樹と水野遥のセリフを滔々とですよ。その後、セリフを重ねたり、圧縮できるところをすべてチェックして、2時間でどれだけ入るかやってみたんです。できる限り圧縮して、なんとか2巻分入りました。すごいですよ、まさにマシンガントーク!もう、ブレスも切っていますから、どんなアナウンンサーよりも早口でしたね。それに原作の絵を合わせてひとつ作ってみたんです。自分では、斬新だし最高に面白く出来上がったと思いました。それを声優に頼んで同じようにアフレコしてもらったんですけど、これまた最高で、大爆笑&アヴァンギャルドな仕上がりでした。この絵の部分を実写にしようと思ったんです。今度はセリフに実写を合わせるというイメージですね。細かい芝居は出来なくてもいいので、村上直樹役は、凄く美しいロシア人の女性にしたいと思いました。超美少年は、超美形の女性に男装させるのが一番だと思ったんです。この計画をプロデューサーに話したんですが、『ちょっと変だ』ということで、ボツになってしまいました。 原作が34巻あるので、もっと話を入れて欲しいと言われました。それで、最初から考え直して一挙に遥ちゃん視線に変更したんです。いろいろ紆余曲折がありましたが、2時間弱におさめるためにはこの方法が最善だったと思います。女性視点だから脚本を女性の方にお願いしました。脚本を担当した永田琴恵さんも、原作のどのエピソードを削るか悩んだみたいです。第一稿をもらって、そこに赤を入れて何回かキャッチボールしながら文通みたいにして最終稿に仕上げていきました。 |
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遥ちゃん役の三津谷葉子さんを選んだのは? |
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オーディションをして決めたのですが、まずオッパイが大きいというのが第一条件でした。
胸と髪型は、遥ちゃんのひとつの記号ですからね。あと遥ちゃんのキャラクターに合っているかというのもポイントでしたね。演出に関しては、まずは原作の漫画を読んでもらいました。あと、監督が原作者だから原作と映画でのキャラクターの違和感はあまりないと思います。現場に入る前に、読み合わせと立ち稽古をして、かなりキャラクターを作りあげてから撮影に臨みました。 |
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エンディングの案はもちろん江川監督ですよね。 |
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原作のエンディングも賛否両論でしたが、映画のエンディングも同じくですね。でも、漫画と映画を見ればなんとなくわかると思うんですよ。どう考えても脚本家からあのエンディングは出てこないです。もちろん僕自身の案です。どんでん返しの繰り返しでちょっとむずかしいんです。勘違いして理解する人も多くて…。どんでんに、どれだけついていけるかがポイントですね。気になる人は何回か観てください。 |
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最後に愛知(名古屋)の方にメッセージを! |
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自分は愛知出身なんですが、愛知(名古屋)では生きにくかったですね。でも意外に愛知出身の方々が色んな業種で活躍しているんです。愛知出身の人って、森下千里や青木さやかとか、抜け目のない方が多いんですよ。名古屋の人って、ガツガツと貪欲で東京でも充分に生きていけると思います。あと、日本の中で今は名古屋が日銀の役目をしているんです。日銀って、景気・不景気を調整する役目をしますよね。名古屋の人たちって、景気のいい時はお金使わなくて、景気の悪い時に使いだすじゃないですか。そのやり方に誇りを持っていいと思いますよ。経済を安定させるために頑張って欲しいです。 |
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